クラシックの迷宮
今日たまたまラジオを聴いていたら、ものすごく好みの内容が流れてきた。
ビブラートとノン・ビブラート
バッハの時代は、ビブラートはあまりなし。クライスラー以前、例えばイザイのメンコンの演奏はビブラートをかけたりかけなかったり、はたまたボーイングも今ほど一貫していなかったらしい。それだけスリリングな演奏が聴けた、らしい。
クライスラーの登場でビブラートをずっとかけるようになり、それでも、まだ今より控えめだったけれども、ハイフェッツでビブラートをしっかりかけ、大ホールでの演奏でも大丈夫な音を出すようになった。そして、ビブラートの完成形の一つは、マントヴァーニのムード音楽。という一連の流れを解説していた。
選曲も好みだし、解釈も面白かった。
録音技術を抜きにしてもやっぱり違う、らしい。私は最初「録音のせいもかなりあるんじゃないの?」と思っていたが。
イザイの演奏は19世紀末、確かに録音が古かったけど、味のある演奏だった。
クライスラーのサロンで弾くような温かみのある音も大好き。そのクライスラー作曲の愛の喜びも今の演奏はビブラートをしっかりかけている。
なるほどと思ったのは、協奏曲の時のオケの弦も皆力強くビブラートをしっかりかけて演奏しているとのこと。
ソリストとのバランスを考えると、そういう流れになるのは自然な成り行き。
私はシベリウスの3楽章だけを聴くことはなくて、いつも1楽章から聴いていくけど、3楽章だけ聴くと、この曲の凄さを改めて知ることになった。
3楽章だけでも、すさまじい。ハイフェッツの研ぎ澄まされた演奏がピッタリ!!
この「クラシックの迷宮」という番組。
今までどうして気が付かなかったんだろう。
しかも、時々著書を読んでいた片山杜秀サンがMC!このかた、おもしろいんですよねー
あー、凄く損してた気分。
by yoshi_hisaM
| 2017-03-06 23:58
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